輝きコンサートを終えて 〈第1話〉

  • 2011.09.03 Saturday
  • 16:28
 


輝きコンサートを終えて 第1話


発見と不思議の旅が始まった。

多くの力が集まりやり終えたことの喜びとともに、何処から来る力なのか。

あのお話を思いついた場所に立ってみる。


そこは綾瀬市の役所に近い大地だ。

中原街道を、大和から寒川へと向かう道路は、大法寺を過ぎ、ゆるやかな坂道を登り切る

と広い道路にぶつかる。坂の下には比留川がある。川に沿って大きな道路があるのだから

川を越した道はみなこの市役所へと続く道にぶつかる。

中原街道をここから役所に向かうように方向を変える。それはどこにでもあるような道だ。

すぐ斜めに農道のような道へ再び方向を変える。と、そこは何もない。果てし無く私の空想を

かりたてる大地となる。

富士山が見える。大山が私から見て左手を伸ばして「見てください私の宝物を」と誇らしげに言う。「あ

なたの宝物なんて、いったい大山さんと富士さんとは、どんな関係ですか」と聞く。大山は声を少し落

として、ゆっくりと「富士は私の娘です」私の驚く顔をしっかりと見届けると、満面の笑みとともにもった

いぶった声で「きれいだからって、いつもいつも見せません。たまに見るからまた会いたくなるので

す。それからね、富士は決して何処へもいきませんから、会えない日々が続いても何も心配なさらな

いでください」私は今まで富士山が何処かへ行くなどと考えたこともない、と言い返したくもなったが、

「富士山いないな」などと間違った表現を聞かれたかもしれないと、丁重に「わかりました。お父様」

と、認めた認識もないままお父様とまで付け加えて返事をしてしまった。





つづく・・・

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